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男性不妊 精索静脈瘤

2024年3月14日

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男性不妊の原因の1つに精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)があります。
 
精巣から心臓に戻る血液は、精巣静脈を通ります。
 
精巣静脈には、血流の逆流を防ぐための弁があり、この弁に不具合が起きて機能しなくなると、逆流が生じ精巣の静脈が蛇行・拡張して、瘤(こぶ)のような状態になります。
 
精子は熱に弱く体温よりも2~3℃ほど低い温度が良いとされ、約32~34℃に保たれています。
 
しかし血管が太くなることで、お腹などであたためられた血液が精巣に逆流して、精巣内の温度が逆に2~3℃高くなってしまうのです。
 
そのことで精子の数や運動率の低下、精子のDNA損傷率(DFI)が上昇すると考えられています。
 
これらの影響で、精索静脈瘤は男性不妊の一番多い原因です。
 
からだの構造上、左80%・右5%・両方15%の割合で認められます。
 
ほとんど自覚症状はありませんが、不妊治療中の方は病院か、精子検査ができる施設の泌尿器科にご相談ください。
 
また長時間のデスクワークや運転、ぴったりした下着も精巣を長時間あたためてしまいます。
 
時々立ち上がってぷらぷらさせてくださいね。
 

 

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