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不妊と不眠の関係② 東洋医学から考える

2023年7月17日

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西洋医学ではホルモンのアンバランスが、不眠の原因の一つと考えるということをお伝えしました。

一方東洋医学では「血」の不足と考えます。

 

からだは陰と陽に分かれると考えられ、「血」は「陰」となります。

血が不足することは、陰が不足することです。

陰と陽でとれていたバランスが、陰が不足することで陽が余ってしまいます。

陽は熱やエネルギーですので、イライラやのぼせを引き起こし、興奮することで睡眠に悪影響を及ぼします。

夜は陰の時間なので、夜更かしは血の不足を一層悪化させてしまいます。

 

不眠は血が足りないというからだからの警告です。

眠れないと血が不足し、血が不足すると眠れなくなるという悪循環におちいる前に血を減らさないように取り組むことが大切です。

 

血の不足は女性の健康、とりわけ妊活中のかたにとって、とても重要な問題です。

生理の量や期間、色などでもわかります。

生理期間は長すぎても短すぎても良くなく、1日目~2日目の出血が多く、3日~5日程度出血し止まるのがよいとされています。

あまり期間が長かったり、出血量が多いと血が不足してしまいます。

 

色が黒っぽかったり、淡かったり、塊があるのも良くありません。

胎児の生命活動を支えるのは母体の血液です。

 

若い時は気血がたくさんありますが、中国の古典「素問」には「50歳で気血は半分になる」とあります。

このように年齢を重ねると気血は減っていきます。

生理や卵子の成長は血の働きによるものですから、血が不足しているといい卵子ができません。

 

 

眠れないのはストレスがあるから・・・と安定剤が使われるなど、不眠を脳から考えることが多いですが、東洋医学では脳の問題というよりむしろ陰や血が足りていないと考え、血を増やしからだを眠れる状態に持っていくアプローチをとります。

 

睡眠の質の低下は、からだの状態や精神状態にも悪影響ですので、早めに改善しましょう。

 

 

 

 

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