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- 2019年2月:ERA検査 着床の窓
ERA検査 着床の窓
- 2019年2月13日
良好な受精卵を複数回移植しても妊娠に至らない場合があります(原因不明の反復性着床障害)。
移植日に子宮内膜の状態が着床可能な状態になっているようでも、子宮内膜の「着床の窓」が合っていないと着床しづらいという報告がスペインから発信されました。「着床の窓」とは個人差によって違う、子宮内膜の着床能がある時期をいいます。
「着床の窓」が閉じているときは着床しない場合があり、ERA検査で「着床の窓」が開いている(子宮内膜の着床能がある)時期を特定し、その時期に合わせて移植することでより着床率を高めます。
子宮外妊娠の割合が自然妊娠では1%であることに対し、直接子宮に戻したはずの胚移植が2%になることは「着床の窓」がずれていた為に、卵が卵管のほうへ戻ってしまうのではないかと考えられています。
まだ生命の誕生にはわかっていないことが多く、原因不明と言われれば不安感が増しますし、手だてがありません。
しかしERA検査のように、新しい技術が取り入れられている施設も増えています。少しでも悩んでいる女性が救われますように。