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- 2018年12月:流産と精子との関係について
流産と精子との関係について
- 2018年12月17日
- 近年の研究で、妊娠15週までの流産の多くで精子の質が関わっていることが分かってきました。以前卵子の老化というテーマがテレビで取り上げられてから、盛んに卵子の質については語られるようになりました。しかし受精卵の質は、卵子の質だけに求められるものではなく、同時に精子の質も大切です。精液検査では精液量や濃度、運動率や運動の質、奇形率などをみますが、精液検査で問題がなくても、精子のDNAがどうなっているかは分からないのです。精子のDNAの損傷は、30代でおよそ30%、40代で40%と言われ、とても高い割合です。卵子に比べて精子は小さいので、喫煙・アルコール・生活習慣の不摂生・サウナなどの熱やストレスなどで影響をより受けやすいので注意が必要です。特に奥さまが流産を繰り返されているなら、ご主人さまも奥さま任せはいけません。不妊治療は女性に多くの負担がかかってしまいますが、男性も生活習慣の見直しや改善、適度な運動をし、必要に応じて漢方やサプリメントを取り入れてお二人で赤ちゃんを迎える準備をしましょう。